なぜ子供を描くのか

今日は表題のことについて、今自分が思っていることを書いておこうと思います。

(考えていることは日々変わっていきますので、現時点でのまとめです。)

 

Krimgenの作品は当初から子供を主に描いています。

これは私が子供という存在に初めて触れて、

それに人生で最も強い衝撃を受けた(受け続けている)からです。

 

私は自分が結婚したり子供を持ったりすることなく一生を終えるだろうと

幼少期から決めていたため、

20代前半まで子供というものに興味を持ったこともなく、

触れ合うこともなく、非常に自分本位に生きてきました。

 

ただ思いがけず結婚することとなり、子供が出来、

自分が生んだ子供がほぼ初めて触れ合う子供ということになりました。

子供を産んでみて、その衝撃の存在に心を奪われたのです。

 

なんて自由なのだと。知らなかっただけに衝撃的でした。

 

そして自分の子供だけでなく周囲の子供たち全てに興味を持つようになり

尊敬の念を持って詳しく観察するようになりました。

彼らはそれぞれが個性的で、自由で、自分がなぜ存在しているのかも知らないのに

毎日を楽しんで生きている、そんな存在でした。

(野生動物に近いのですが、人間であるので自由度がさらに高い。)

 

私にとって子供たちというのは私の人生で出会ったことのなかった、

「人間ってこうだったらいいのにな」と思い続けていた理想の存在で、

それは私にとって人間性というもの自体への希望の様に見えました。

 

ですから、子供がかわいいという理由だけで描いていることはほとんどありません。

かわいいねーと思って描いているのは最近はくまのぬいぐるみだけで、

そこに一緒に描かれている子供たちは、みんな大人の姿です。

(くまのぬいぐるみは、ジミニークリケットの様な役割として描いています。

子供たちにそのままでいて良いと教え導く様な存在です。)

 

社会の鋳型にはめられる前は

私たち人間ってこんなにも自由で、誰もが美しくて、素敵なんだなと。

ということは、あなたは誰しもが存在するだけで素晴らしい。

誰もが幸せになってほしい。

 

これは社会に適応できなかった自分への慰めにもなっています。

 

 

 

 

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